"言葉"の記事一覧

ふくんぎゃ考 14 道風、カエルの姿に感銘

(承前)小野氏の出で、最も有名な人物は西暦607年に最初の遣隋使として大陸に渡り、あの「国書」を相手国の天子に届けた小野妹子かも知れません。それから時代は下り、何代目かに小野道風(894~967)という子孫が居ます。この人は、地獄を支配する閻魔大王とも親交?があったと評される、小野篁の孫にあたる人で、大変書道に秀でた人として評価されてい…

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ふくんぎゃ考 13 小林一茶と痩せガエル

(承前)俳人の小林一茶(1763~1828)は江戸時代の中頃、旧信濃の国に農家の長男として生まれています。早くに母を亡くし、子供時代は祖母が面倒を見ていましたが、父親が後添えを貰い、子供が産まれたことで家庭内の不和が一茶を圧迫しました。当時、跡継ぎの出稼ぎは大変珍しいことだったのですが、父親は十五歳の彼を江戸へ旅立たせ、一茶の苦労が始ま…

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ふくんぎゃ考 12 芭蕉とカエル

(承前)国語や古文の授業でお馴染みの松尾芭蕉(1644~1694)は、江戸時代の初め旧伊賀国に生まれました。だから、あの忍者説が流行ったりもする訳なのですが、それはさておき。農家の次男坊だった彼は十代の半ばで地元の武家に奉公し、仕えた人の影響で俳句の世界を知ります。彼が江戸を目指したのは三十代に入ってからでしたが、弟子にも恵まれ、次第に…

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