"言葉"の記事一覧

よったぁ 

ブログ仲間の一人、tamaさんの記事に触発されて書きます。表題は出雲地方でやや訛り気味に語られていた言葉なのですが、意味は「四人」です。つまり「よつたり」が少し約まった言い方になっていますが、歴とした大和言葉です。日本語の数詞、物の数え方の「難しさ」について外国の人が良く指摘しますが、古くは「人(ひと)」の数を数えるとき、   ひ…

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ピンの話 4 特別なピン

(承前 美人に見とれる艶二郎、絵師も京伝・北尾政演) 人様の容姿などについて、あれこれと噂するなどもっての外、要らぬ世話だと分かっていても、いつの世も同じで、限りなく多数に近い男どもは「美人」が気にかかる、ものらしい。関西弁なのか、共通語なのか少しく不明だが「べっぴんさん」という言葉がある。 「ピン」はピンでも、こちらの「ぴん」は、…

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ピンの話 3 おまけの大喜利

(承前 かつて子供向け雑誌の正月号にはカルタの付録が付いていました) 夜の八時、TVの公開番組が始まる。まだカーテンが降りており、舞台の向かって右手袖から、自転車に乗り、警察官のコスチュームを身に着けたザ・ドリフターズの加藤茶がゆっくり姿を現す。口ずさんでいる曲はど演歌『女のみち』だ。この楽曲が四百万枚以上も売れる大ヒットしたのは昭和…

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