"関西弁"の記事一覧

いらち

昔の人は『三つ子の魂百まで』などと言っていたそうですが、幼い頃に身に付いた性分、気質は大人に成ってもあまり変わることが無さそうです。   あいつは、こんまい頃から、そーやった。  ちょっと待ったら次の電車が来るのん分かってんのに、  待つのんが嫌でしゃーないんか、走って行って乗っとったなぁ。  家、近所やし、がっこも一緒に行っとっ…

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べべ 二題 

まー君は、この春、二年生になった。一学期の通信簿には『何事にも積極的に取り組む姿勢が見えます』そんな風に担任の先生が書き込んでくれていたので、母親は今年の運動会をとても楽しみにしていたのだが、彼の走りっぷりに変わりはなく、折角、ご近所の皆も一緒に応援したのだが、無残な結果に終わった。   あーあ、また、今年もべべやった。  ほんま…

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はんなり

現在でも、よく耳にする機会がある言葉だが、実際に面と向かって、話し言葉として聞いたことは無い。精々、ドラマか映画の中で台詞として役者が喋っていたりするのを耳にするだけだが、意味合いが微妙に異なっていたりもする。 一般的に、この言葉は「京都人」を念頭に置いて解釈されることが多いようなのだが、そこでは「なんとなく」外見が「おっとり」し…

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