"音楽"の記事一覧

背広姿の渡り鳥

今から丁度六十五年前、昭和三十六年の春、小学校を卒業して地元の新制中学校に通い始めた四月に変わった題名の歌謡曲が発売された。もともとロカビリー歌手だった神戸出身の佐川ミツオが歌った『背広姿の渡り鳥』という曲がそれで、歌詞の中には「旅籠」などという時代錯誤な文言があったせいか、妙に耳の奥に残った印象があった。 この人は、前年にも『無…

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いつでも夢を

(レコードのジャケット・WEBより) 作曲家の吉田正(1921~1998)は大正十年に茨城県で生まれている。筆者の親と同時代の人だから、二十歳を過ぎた頃、兵隊にとられて戦地へ送り込まれ、大陸で終戦を迎えたのだが、そのまま除隊とはならずシベリアに抑留されるが、幸い三年後の昭和二十三年八月、生きて故国の土を踏むことができた。 吉田は工業…

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「ミヨちゃん」と「みよちゃん」

ジャズから一転して歌謡曲の世界へ、見事に「転身」を遂げた平尾昌晃が1960年に『ミヨちゃん』をリリースし、それから9年後、ドリフターズの加藤茶がカバーしたことは前にも書きましたが、ふと思いついた事があるので付け足しに記します。 実は、戦前に発表された童謡の中で歌われている人名が「みよちゃん」だったので、この楽曲がベースの一部になっ…

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