神祇令とオオクニヌシ 3 祭政不一致
(承前)
三度目の国譲りが「出雲」の地で具体化したのは神武天皇の時代から、更に数世代後、崇神天皇の時代に入ってからの事で、畿内大和で実権を握った大王家は、元々親戚筋に当たる出雲臣たちが管理していた神宝を「見たい=欲しい」と使者を差し向け、親族間の混乱に乗じて出雲一体の支配権を奪い取ります。
西暦四世紀初め頃に出雲大社の社殿が既に…
昭和23年生まれの男性が、偏った感性で選ぶ歴史上の人物や出来事について、極めて不定期に語ります。
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