でぼちん
(福助の祝言を描いた江戸期の浮世絵)
最近になって何度か見かけた子供が今日も家の近くを歩いている。
まだ就学前、三四歳だと思うのだが、このところ「探検」の範囲を広げて、
何軒か離れた場所まできているらしい。
まぁ、まぁ、大きなでぼちんして、
ほんま、アリン子やったら、運動会できるわぁ
説明は要らないだろうが、これは「おでこ」「額」の広い事を指した言葉だ。
京大坂だけではなく各地でも使われていたようだが、今はどうか。
「でぼ」が「出坊」だとする解釈もあるが、筆者たちも、小さい頃に
「でぼちん」と言う言葉使いを直接聞いた記憶はほとんどなく、
いつもは「でこ」と言っていた様に思う。
つまり「おでこ」の「お」が取れたもので、それが「凸凹」の「凸」と
合体して定着したものだと考えられる。
物の本によれば「でこ助」は江戸末期には使用例があるそうだから、
結構新しいようで古い言葉らしい。
「ちん」には意味があるのか、一応調べてはみたが、良く分からない。
関西には「しぶちん」という言葉もあり「らくちん」とも言ったりするが、
すべてが同じ接尾語なのかどうかも分からず仕舞いだった。
楽しく歴史や文学に親しみましょう


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