山から戻れなくなる夢

2009.10.04 147-2.jpg

スタンブラリーもどきの歩こう会に加わり、田舎道を歩いている。
天気も良好、日差しが眩しい、空気も美味い。

そろそろ海が見えても良い頃だと思っていると、曲がり角の向こうに広がる
海岸線が視野に入った。『あぁ、やっばりここだったのか』そう思ったのは、
風景に見覚えがあったからで「私」は急いで海辺沿いの細い道に降りようとしたのだが、
以前来た時とは違い、海面が何メートルも高くなっていて、岬に回り込むための
道路が、完全に海中に沈んでしまい、歩いてゆくことが出来ない。

仕方なく来た道を戻り、幾つかの目印になる建物や人工のため池、そして金属フェンスの
端を通り抜け、ほぼ中間点くらいまで来た時、脚が止まった。
朧げな記憶では、少し先に分かれ道があり、そこを左に進むと元来た地点に戻ることが
出来るはずなのだが、肝心の分かれ道は消えており「私」たちは迷路に嵌った。

屋根のある東屋風の休憩所で一服し、何んとか帰る方法を見付けようとしたのだが、
覚めるまで、良い考えは浮かばなかった。
多くの人が「私」たちの居る場所の前を通り過ぎ、楽しそうに歩き去って行った。



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