気になる人の名

2009.10.30 028.jpg

その作品が漫画雑誌に連載されるようになったのは、昭和五十四年だから、
初めて現物を見たのは、多分、喫茶店か食堂だったのだろう。
当時の飲食店は、小さな所でも漫画誌や単行本のラックが置いてあり、
サラリーマン風の客の多くが暇つぶしに読みふけったものだ。

漫画の主人公は地方の高校三年生で、舞台は山奥にある温泉町である。
当然のことだが「健全」なストーリィは、ほとんど無いと言ってよい。
主役ではないのだが、その地域の露天商を束ねる「頭」が居て、
町に住む人たちにも中々評判は良い。

そのキャラクターは早い時期から登場していたので、一家の親分になる前の
事件などにも顔をだしていた。
そんな場面で、一家を預かる姐さんから大金を渡される時「はるさん」と
声を掛けられた様に記憶していたのだが、後年、ネットなどで出ている作品では、
みな一様に「せいじさん」と呼んでいる。これはどうしたことか。

気になりだしてWEBを巡ってみたが、結論は出なかった。
年寄りの勘違いだったのかも知れない。

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