えごはご

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一地方の方言として生き延びてきた言葉でも、
その「もと」になっているものは和語ないしは外来語であるはずだから、
いろいろと考えれば、大元の「語幹」がわかってくるのだが、
この言葉も難解グループの一員で、調べようもない位のものである。
語意は「一切合切」「何もかも全て」で、得た時ではなく「失った」場合にのみ使われる。
つまり限定された条件のもとで、否定的な状況に至った時に限って使われる訳で、
筆者は直接聞いた経験が無いのだが、

  えごはごはてて

の様に用いられる事もあり、その意は「好機を自ら失って」だそうなので、
頭に付けられた「え」は「良い=えぇ」なのかも知れない。
次に畳語的に繰り返される「ご」についてだが、
出雲弁では「全て」のことを「ごっと」と言い、
何々をまとめて「全部」のことを「ごめた」とも言うので、
この二つの言葉に含まれている「ご」が何か示唆している様にも思える。
ただ「ごっと」は「ごっそり」からの転訛という見方も出来る。

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