神様と柱 3 仮面の意味するもの

(承前)  ここでスサノオが言った「御柱」「宮柱」と呼ばれているものは勿論、館・宮殿を建てるための建築「材」であることは明らかなのですが祝詞(のりと)『祈年(としごい)の祭』で、   座摩(いかすり)の御巫の辞竟えまつる。皇神等の前に申さく(中略)  皇神の敷きます、下つ磐ねに宮柱太知り立て、  高天の原に千木高知りて、皇御孫の命の…

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友人が魔法を使う夢

夜行列車で何処かへ遠出でもするらしく「私」たちは、異国風の雰囲気のある駅の構内にいる。先ほどまで開いていたカフェも灯りが消え、人影もまばらだ。出発時刻までまだ大分あるのだが「私」は何をするでもなく手持無沙汰だ。そんな様子を見かねたのか、いつも穏やかな表情をしている友人が、どこから持ってきたのか大き目のカップを手にして笑っている。 …

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写楽と浮世絵類考 18 写本の落とし穴

(承前 上の画像は修正加工をしています) 世の中には偶然の出来事というものが屡々おきるようで、一部の研究者が奥書きにある大田南畝の文章が「真筆」に間違いないと太鼓判を押している、『諸家人名江戸方角分』の著者だとされる三世瀬川富三郎が亡くなった天保四年、浮世絵師・溪斎英泉(1791~1848)の手で『続浮世絵類考』が書かれました。浮世絵…

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