息長と継体 3 黒姫山は武具の宝庫

(承前)  河内平野を東西に流れ古代の物流にとても大きな役割を果たした河川の一つが旧大和川で、百舌鳥(もず)と古市(ふるいち)の著名な古墳群も当然、この河の南流域に造営されています。そして、それら二つの古墳群に挟まれた中央の地域には何故か古墳が少なく、大きな古墳の真空地帯のようになってるのですが、黒姫山古墳は丁度、百舌鳥と古市の中間点…

続きを読むread more

田舎の転校生 62 稲刈りの季節到来

(承前)  根が真面目というか一本気。教育者として斯く在るべき究極の人物像に限りなく近付くべく日夜、使命感に衝き動かされ、不肖の生徒たちをいかにして正道へ導くべきかの方法論についても職員会議等で滔滔と、否、もとい、突然、脈絡度外視の開陳すべき一家言を有し、学校教育の現場を双肩で支えることに、全き生き甲斐を感じておられる我らが千葉先生は…

続きを読むread more

息長と継体 2 蘇我の故郷は河内?

(承前) 『大和志』『神名帳考』が、その「由緒略記」は、概要の中で、     孝元天皇の御子彦太忍信命の孫にあたる  竹内宿禰の第三子石川宿禰が  蘇我の大家を賜って大阪河内から移り住み、  姓を蘇我と改めた と伝えています。つまり自分達の祖先は河内からやって来たと謂うのです。果たして、そんな事が在り得るのでしょうか? 宣化天皇に…

続きを読むread more